奥多摩でひぐらしがなく

 二泊三日で友人たちと奥多摩に行ってまいりました。
 初日、道を(意図的に)間違えて30分の工程を1時間近く歩いたり川に叩き込んだりこまれたりして遊びまわった挙句旅館へ。
 宿をとった今回の旅行の言いだしっぺであるワの字がニヤニヤしています。激しく嫌な予感。
 えーっと旅館の名前は……。
























 



 ぎゃー!
 ※そして都合よくきはじめるひぐらし達。
 背筋が冷える分に比例してテンションが上がっていきます。


 旅館の方はとても親切で良い所でした。



 とまあ、ここで終わればその程度の話なのですが。
 最終日、帰る前に日原鍾乳洞へ行きまして。駅前から出る次のバスが1時間ちょい待ち。
 メンバーで割り勘してタクシーに乗る事にしました。


俺「そういえば前にバスで行ったんですけど、バスの終点から鍾乳洞まで結構歩くんですよね」
運転手「そうだねー」
俺「タクシーだと何処まで行けます? 前は入山規制で結構時間かかったみたいですけど」
運転手「ああそりゃあれだね死体が見つかったからだよ。ったく山の中に捨てにきやがってなあ」
俺「ふーん…………え?」
運転手「なんでもバラバラでまだ身元が分かって無いとか。やっぱ顔と体もみつからねえとわかんねえってなあ」



 ――――うぉい。(虚空へツッコミ)


ワの字「あー森崎、鬼隠しされるんじゃねえの?」
俺「……へ?」
ワの字「去年も来てるしこのままあと3年で富竹さんじゃね? そういえば去年、神社の祭りで獅子舞をバシバシデジカメで撮ってたじゃん」
俺「お・ま・え・も・だ!」


※上記の事件の犠牲になった方には謹んでお悔やみ申し上げます。