悪く言う気はないのだけど

 ただいまー。
 こんばんわ森崎です。


 いやね、人の身体的特徴を悪く言う気はまったく無いというか、よくないのは分かってるんですよ。
 分かってるんですけど、この数日間の間に電車の中であったことなんですが。
 僕の向かいに座った方が、なんていうか、ちょんまげの無い武士みたいな頭皮をなされていた方なんですね。それだけなら僕は別になんとも思わなかったんですが。


 えっと。
 まず、片手で文庫本を読む。
 もう片手でスヌーピーで言う耳部分にあたる左右髪を無造作に頭頂になでつけていくのですよ。
 ちなみに視線は文庫釘付け。


 なんていうか、スヌーピーの耳と違って髪の毛は繊維の束ですので、完全に隠れるとは限らないというか、いやおうがなしにチラリズム。気分はブラインドの隙間から夕日を見る刑事課のボス。



 あれは誘ってるのか、笑いを誘ってるのか!?
 なんて思ったけどそんなこと言った瞬間僕が竜虎乱舞を食らうのは目に見えています。


 ああいう対処に困る瞬間に立ち会うと実に心臓に悪すぎますと思いました。